探検と変化 Conley Woods [翻訳・前編]

英語と日本語の勉強を兼ねて訳しました。 

 

↓原文↓

Exploration and Change by Conley Woods - Magic the Gathering (MTG)

 

探検と変化 / Exploration and Change

Conley Woods

January 12, 2016 

 

来たる「ゲートウォッチの誓い」に収録される珠玉のカード達については、来週コラムを書かせてもらうとしよう。
今週は最新セットの発売日を待ちながら、「カードの強い・弱い」よりも少し深い話がしたい。

 

マジックが紙に印刷された記号のやりとりでしかなかったのはとうの昔である。
いまやマジックはコミュニティであり、安息所であり、大舞台であり、大いなる体験であり・・・。
すべてのプレイヤーがそれぞれ自分の物語でマジックを飾りたて、マジックはより素晴らしいものへと成長した。
今日は少しばかりお時間を頂戴し、私自身の物語について書こうと思う。

 

 

読者の多くは既にお気づきかもしれないが、この2015年シーズンは私にとって複雑な年であった。しかし、色々な意味で、2015年は人生で最もエキサイティングな年でもあった。

 

一昨年の2014年シーズン、マジックについて言えば、私は大した成果を上げることができなかった。グランプリの2日目に残ることすら死闘であった。昔より下手になったわけでは無かったように思う。しかし、その不調をきっかけに、私の心は以前のようにマジックと向き合えなくなっていた。

 

トーナメントに向けた調整をよくサボるようになっていた。私の発想力は私に何も与えてくれなくなった。何年も何年もマジックを続けるなかで、負けはゲームの一部であり認めるべきものだとわかってはいた。しかし、息抜きをする間もなく何度も何度も負けが積み重なると、次第に心の整理ができなくなっていく。

 

マジックで負け続けることは、私の生き方に対する警鐘のようにも感じられた。
マジックは偉大なゲームであり、プレイヤーそれぞれに対して多くの意味合いを持ちうる。しかし私にとって、マジックはあまりにも多くの意味合いを持ち過ぎていた。マジックは私の仕事であり、趣味であり、コミュニケーションツールであり、創造意欲・競争心を満たすものであり、消費するメディアであった。

 

全速力で走り続けていた私に、ひと休みが必要なことは明白だった。マジックは私の人生と複雑に絡み合っていて、もはや辞められはしないが、せめて依存度を軽くする必要があった。

 

このように思い悩んでいたちょうどその頃、私はプロツアー「タルキール覇王譚」の参加権利が与えられた。トーナメントに参加する以上調整はしたが、心は完全に折れていて、参加する前から散々な結果を覚悟していた。負けたくはなかったが、負ける心の準備だけはできていた。なんとも奇妙なことである。

 

プロツアー「タルキール覇王譚」の後に、私はついにひと休みをする(自分自身への)言い訳を思いついた。――人は何かの権利を与えられると、その権利を維持するために尋常ではないストレスと戦わなければならない。
少し考えを巡らせた後、ついに何かを変えるべき時に直面したのだと気が付いた。

 

 

Exploration


マジックを始めたばかりの頃、ガラクタ同然のデッキばかりを組んでいた頃を覚えている。この世で一番酷いデッキをイメージしてほしい。私はまさにそのデッキを組んで、友人相手に試していた。

アグロデッキを組んだ。コンボデッキを組んだ。コントロールデッキを組んだ。文字通り何もしないデッキを組んだ・・・。あらゆる可能性が私の狂気の実験台になった。
思い返してみると、当時はとても良い時間を過ごしていた。マジックプレイヤーとしての自分の限界を試し、マジックプレイヤーとしての自分にとって何が楽しいかを知ることができた。マジックプレイヤーとしての私は、デッキを組むことが大好きであった。

 

問題なのは、"マジックプレイヤーとして"自分を見つめることはしても、人生という視点ではこのような探求を行わなかったことだ。私は17歳の時にマジックを始めた。17歳、そしてその後の5~6年は、恐らく人生が最も冒険で満ち溢れている時期であろう。少なくとも私はそうあるべきだと信じている。その頃私が挑んだ冒険は、全てが全てマジックに関連するものだった。

 

マジックを休止して生まれた時間は、これまで無視し続けてきた何かを発見するために当てることにした。というのも、私はマジックに関しては自信があるが、それ以外の全てについて全く自信を持てていなかったからである。マジックに関していえば、私は私のなすべきことを知っている。ところが他の物事ではどうか。働くこと、人間関係、健康、自分の幸せ・・・。今までこれらの物事全てがマジックに頼り切りだった。マジックを取っ払ったときの私はあまりにも情けない。何かを変えられなければ、一生情けないままである。

 

情けないままでいることは一見簡単な解決策であり、現に私はマジック以外の全てをないがしろにして28年生きてきた。ところが結局、目を覚ますべき時はやってきた。7枚の手札に隠れるのをやめ、私は探検にくり出した。水曜日の夜はウェスタン風のナイトクラブに行き、金曜日の夜は友人とプールに行った。マジックを始めたばかりの頃と同じように、私が何かをしてさえいれば何も問題はなく、その経験を通して自分自身について多くを学ぶことができた。

 


後編に続く

探検と変化 Conley Woods [翻訳・後編] - thoughtlace

 

 

参考

Conley Woods - MTG Wiki

 

在りし日の写真

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27歳、体重約170キロ

 

 

盛大なネタバレだけど今の写真

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29歳 体重70~80キロ