イン・ザ・スノウ

地元長野市の飯綱高原スキー場が今シーズンをもって閉鎖されるらしい。

ウィンタースポーツが盛んな長野。小学校の行事には「スキー教室」があり、僕も1年生から6年生まで毎年このスキー場に滑りに行っていた。

裏を返せばそれ以来、ここ15年くらい一度も行っていないのだけれど、無くなるとなれば思い出の場所が失われるようで少し寂しい。

そんなわけで、潰れる前にゲレンデの雰囲気を味わいに行ってきた。同行は面白がってついてきた友人2人。

暗かったりライトまぶしかったりで全然うまく撮れなかったけどゲレンデ。

雪が足りていないらしく、ところどころ山肌が見えていてなんだか痛々しかった。

三連休の中日だったが滑っている人はほぼいない。かくいう僕もスキーをしに行ったわけではない。

スキー場といえばカレー。ゲレ食といえばカレー。今回のメインターゲットはカレーである。

具もほとんど無いレトルトっぽい味のカレー、1100円なり。何かトッピングのせたかったけど、食券機がお釣り切れで財布に小銭も無かったのでそのまま。

味や量はともかく、出身が同じ友人らと子供時代を振り返りながらする食事は楽しかった。良い食事とは必ずしも極上の料理によって成されるものではないんです。

夕飯どきだったが、この広いホールで食事をしているのは僕たちのグループだけ。

「俺昔あの辺座ったことあるわ」なんて言いあったり、一ヵ月前に飲み会で貸し借りした数千円のことは忘れてるのに、十何年も前のことは意外と覚えているものである。

潰れる前にスキーも1回くらいやっておこうと適当な約束をしてこの日は解散した。