紙の媒体特性とアルケミー

 

人はなぜ紙に魅かれるのか ―「紙の力」からみた未来

 

紙は人間との親和性が高くて人間の認知処理機能にポジティブな働きをするらしい。人間は紙に触ってるだけである種の幸せを感じたりするそうな。

するとWotCが長年かけて蓄積してきたプレイヤー体験のデータ(満足度とか)ってやっぱり「厚紙」という媒体に寄る部分が多分にあって、デジタルは思った以上に手探りでやってるのかもね。鳴り物入りで登場したアルケミーの盛り上がらなさにWotCの苦悩を垣間見るわけです。

紙の感情価の高さによってギリギリ存在を許容されていたカードは、おそらくデジタルでは不快極まりないカードとしてプレイヤーに忌み嫌われる。同様に「気持ちよさ」的なものが紙の媒体特性と結びついていたカードやデッキはデジタルではその良さを最大限発揮できない。一時的に手札がたくさん増えるカードとか、ドレッジとか、そうかも?

僕的にテーブルトップは余計な情報が多すぎるから麻雀もポーカーもMTGも全部デジタルが良いくらいだけど、紙のプレリに特別な楽しさがあるのは認めざるを得ない。コロナ早く収束せんかなぁ。